先日
仲の良いパパ友のヒロさんが旅立った
57歳…若いよね
長らく中咽頭ガンを患っていて
見つかった時点でステージ4
あれやこれや治療を試しながら6年
最後は何も効かず…緩和ケアに
ママ友である奥様のキューちゃんが
看護師ということもあって
緩和ケアは自宅で続けていた
ヒロさんも
最期まで自宅に居たいって言ってね…
希望通り
自宅で家族に囲まれながら最期をむかえた
二人の息子に自分が居なくなったあとのこと
可細い声ながらしっかり話をして
キューちゃん呼んで今までのお礼を伝え
「俺。もう逝ってもいいよな」
それを最期のコトバにして眠るようだったと
なんかさ
ホントにお似合いの夫婦なんだよね
早くに結婚したのにすぐには子宝に恵まれず
でも、二人で楽しむだけ楽しんで
高齢出産ギリギリで子どもができて
しかも、立て続けに二人目も…
仲良くて羨ましいって思っていたな…
最期の2ヶ月ほど
キューちゃんがヒロさんの誕生日を
しきりに気にしていて
誕生日はなんとか迎えてほしいって…
やたら言ってたんだよね
旅立った日は…
ヒロさんの誕生日の翌日
ヒロさんのお母さんの命日
ヒロさんどんだけ律儀なんだか
奥さんの願い聞いて
大好きな母ちゃんと同じ日に旅立って
しかも
奥さんにちゃんとお礼云ってからだよ…
夫婦ってこんな感じなんだろうって
小さい頃、勝手に想像していたような夫婦像
なんか
胸がジーンと熱くなったんだよね
愛し
尊敬し
そんな関係を築けなかったことに
目を向けざるを得なっかったな…私
いつの世でも巡り逢う…
カルマじゃなくて
いつまでも寄り添い合っていたい
そんな人が人生の伴侶であればな…
そういう結婚がしたかったんだなよな私
ヒロさんとキューちゃん…
たぶん前世も、現世も、きっと来世も
ヒロさんはキューちゃんしか見つけない
キューちゃんは嫌だって言いながらも
ヒロさんを受け入れちゃう感じかな…
二人と出会ったときからそう感じてたけど
最期の別れ方聞いて尚更そう思った
きっといつでも巡り合う…
悲しくも羨ましい
そんな気持ちで
ヒロさんとお別れをしてきた
「亡くなった後の顔みて思ったんだ
ヒロ、イケメンだったよね〜
あんなお礼言っちゃって
ほんとカッコつけしーだけど
ヒロと結婚して良かった…感謝しかない」
キューちゃんの言葉が忘れられない
