本能でも道徳的に

夫婦関係の再構築を心から願ったけど 再構築は難しかったです 現在は彼に恋してます…婚外ネタありのため嫌悪感ある方ごめんなさい

吐露

「なぁなぁ、さっき私を待ってる間に
 友だちに会うたって…言ってたよね…
 友だち多いよな、この街に…
 私と居るとき会っちゃったら
 まずくないの?大丈夫なの??」


「へっ?あぁ…もし友だちに会うて
 誰やって聞かれたら彼女やってゆーわ」



お互いに付き合っていないって
認識した上でたまに逢って…
それでいて私が彼のことを
大好き過ぎてるということを
誰よりも知ってるくせに


そんな言葉を私に聞かせるだなんて
ズルイヒト…


その言葉を聞かされて
嬉しくないはずはない



そして
初めて繋げた…『癖』…



精神的繋がりが大きいと思っていて
躰はそんなに重要じゃなくて
数ヶ月に一度くらいしか会えないのに
半分は抱きわないデート


だから『癖』を繋げることには
昔からの二人の関係性が今更ながらに
チープになるのではという偏見がある


燃え上がるような時期も過ぎて
溺れるような感じでもなかったのに


今更ながら…
急に一方的に攻め込まれた


そして…
あっという間に陥落してしまった私…


それでも
快楽とは違い
快感というか…
悦に浸るというか…
嬉しさの方が大きかった




帰り支度を済ませたあとの残り少ない時間   

何度も何度も何度も何度も何度も
数えられないくらいキスをして

何度も何度も何度も何度も何度も
笑顔でハグをして


駅までの道すがら手を繋いで歩いた



いつもは私が見送ることが多いのに
最後の改札口まで来てくれた



あれから何週間経ったかな…
一度も連絡はこない
一度も連絡はしていない



彼はやっぱり男だね…
あの日に満ち足りたんだろう
振り返りもせず
それからの日々を謳歌しているんだろうな
仕事もホントに忙しそうだったから
きっと仕事もプライベートも慌ただしくて
私の存在すら忘れているのかもしれない


私はというと元々感情的にはならないし
ヒステリックに感情をぶつけることなどない
それでも真髄は女だからなぁ
前を向いて日々を謳歌しているつもりでも
結局のところ
あの日満ち足りたことに未だに浸っている




不思議と会えない寂しさはない
充実して元気にしていたらそれでいい
それでもこんなに長いこと連絡がないと
関係性がホントにチープになって
しまったのではないかと不安になる


私から連絡すればいいことなのに
忙しいのかもな…という思いで
タイミングを逃してしまった


他人の思考には入れないし
彼の考えてることを考えるということに
なんの意味もないのだけど
ここまで間が空いたのは久々だから
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少しだけ
淋しさを…
少しだけ
不安を…




吐露してしまうな