本能でも道徳的に

夫婦関係の再構築を心から願ったけど 再構築は難しかったです 現在は彼に恋してます…婚外ネタありのため嫌悪感ある方ごめんなさい

労い

ようやく彼と落ち合う…

「待たせてしまって、すみませぬ…」

「あぁ、大丈夫やで
 待ってる間に2人くらい友だちに会うたは」


あ、そうだった…


今日、ランを予定していた街は
彼の呑みのフィールドだったんだ…


外呑みをしていなかったから
すっかり忘れていたけど…
再会したとき呑みに連れてこられた街…


35キロ走ってきた彼と
8キロくらいしか走ってない私(笑)
とりあえず汗ダクの二人ではあるので
予約していたホテルに直行する


絶対に浴槽があるホテルじゃないと
という私なりの拘りで選んでいるホテル


ランデートのときは
街の銭湯をランステにしてもいいと思うほど
ランの後はゆっくり湯船に浸かって
疲れた身体を癒したいなと思う
ハーフ以上走る彼とだから尚のこと
そう思っている


だから着いて早々お風呂にお湯を溜めて
のんびりのお風呂タイムをしてもらう


浴室を覗いたら湯船につかって寝てるし… 
あの炎天下…35キロも走ったら眠くなるよね
カワイイ寝顔だなと微笑ましく思った
五十路のオッサンつかまえて何だけど(笑)


マンネリになるほど会ってはいない二人
だけど、今回お風呂は一緒には入らなかった
毎回変化があったほうがいいんだろうなと
変化球がてら別々に入ることにしてみた


お風呂から出てきてからも
私は一旦着替えてランチの準備に取り掛かる

お酒を呑みながら語り合い
手料理を振る舞う…ホントに…至福の時間

一緒に食べるつもりで持ってはくるけど
彼が殆どひとりで食べてしまう
私もお腹が空いているはずなんだけど 
食べてもらえるのは気持ちもいいし
彼の顔を見ながらお喋りを楽しんでいると
つい食べることを忘れちゃう…
というか、なかなか会えないから
彼を堪能したくて仕方がないという感じかな


彼の顔を眺めて
彼の声を聴いて
ときたま彼の手に触れて


彼のことを大好きな自分に酔いしれる
そんな時間なのかもしれない



お腹が満たされた彼はタオル一枚で
マッサージオイルを手渡して横になった



「マッサージ期待してオイル持ってきたわ
 ぼー、ガッツリわしに触ってええで」



「上からものを頼むでない(笑)
 とはいえ、足揉みしてあげるよ
 今、足裏から下半身の筋肉勉強してるし
 ランナーさんに効果あるところでいい?
 めちゃくちゃ痛いけど…許してね(笑)」


私自身、骨折か捻挫か微妙なくらいの  
ちょっと面倒くさい古傷のせいで
実は走るにはシンドイ足をしている
ホントは10キロすら無理な脆い足
でも病院ではどうにもならないから
自分でなんとかしたくて
足の骨と筋肉を勉強しながら日々試行錯誤
足を愛でてる変態な毎日を送っているから
彼への施しは実は願ったり叶ったりのこと…
 

それに仕事のお疲れとランのお疲れと
彼の日々を労えるのは私も嬉しい
彼を労うことで幸せになれるから不思議


そんなことを思いながらマッサージを始める
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ドMもドSも持ち合わせてる彼 
私のマッサージの手技に喘いでる(笑) 
凝り固まった筋肉はゴリゴリで痛い
でもその痛みに悶ながらも
その痛みと痛みに耐えてる自分に 
酔ってるのが手にとるようにわかる

 「ここだよね?痛いね…」

 「あうっ!あ、はあ〜…うっ!」


エロさは皆無なはずなのに…
悶絶してる姿に萌える私と
ドM全開、もしやエロさも混ざってない?
そんな声で喘いでるような彼…
 

それでもマッサージに集中…
気づいたら1時間経ってた〜(笑)(T_T)
労ってほしいな、マッサージした私を



私の大好きなギューとチューでね…