本能でも道徳的に

夫婦関係の再構築を心から願ったけど 再構築は難しかったです 現在は彼に恋してます…婚外ネタありのため嫌悪感ある方ごめんなさい

自然と自然体①

ようやく
数ヶ月ぶりのデートの日…


朝早く待ちあわせるのって
なんだかそれだけで幸せな気持ちになる


しかも今回デートするお山は
熊の目撃情報もあるような少し深い山
その状況すら楽しみなのは彼とだから…

そして目的は
ゆるゆると山登りを一緒に楽しむこと
山の上で作りたての山ご飯を食べること

だったんだけど…

思った以上に急登の山でキツすぎて
私の心拍数のアベレージが160を刻んでる
脚も途中で上がらなくなってくるような
とにかくキツイ…それに尽きる山行

彼はというと
さすがに毎週鍛えてるだけあって軽々と登り
どんどんと先に行ってしまう…
山の上の方を見上げたら更に走ってるし…

あとで確認したら
それでもアベレージ100くらいの心拍数
これでもかというくらい
レベル違いを見せつけられてしまったわ…


だから
一緒に山を楽しむデートといいながらも
山を登る間で隣にいた時間って皆無に等しい
常にピンでの活動…
あれ??春のお山の時と同じ…
今回はのんびり登山とか言ってたけど
ホントにデートなのか?と疑わしい(笑)


基本的に山は自己責任とわかっているから
お互いにそういう点では干渉し合わず
休憩ポイントまでは各々のペースで行動
そうじゃないと逆にしんどくなるから
仕方がないんだけどね


そんな中
なんとか2時間半掛けて山頂に到着


遥か遠くにみえる白く雪化粧した富士山に
えらく感動した…
ちょうど一年前に一緒に登った山からは
富士山が見えなくて
いつか一緒に登る山で富士山を観たい
そう思ってのコース決めだったから
快晴の雲一つない蒼い空の下に
富士山の白い雪化粧が映えて
ホントにホントに素敵な眺めだった

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…と、素敵な眺めにうっとりしながらも
お腹がグーグーと鳴る現実的な私(笑)
あんだけの急登の後だもん、お腹減るわ… 


今回のメニューは
メスティンで炊くアツアツご飯と
煮込みハンバーグのシチュー


前日の下準備をしっかりして
入れる野菜を素揚げしたりすると
手間を掛けた分、美味しさは倍増するし
なんといっても山頂での山飯は
めちゃくちゃ美味しい!


いつも山飯とかエイドにがっつき過ぎて
写真を撮るのを忘れるんだけど…
今回も同じパターンで忘れてた
せっかくのハンバーグシチューなのに(笑)
二人で顔を見合わせて笑ってしまった


「俺らアカンやん、また撮り忘れたわ〜
 そんでもって食べ終えたあと思い出す…
 デジャヴやな、この前とおんなじやんW」


それとは別に
彼の誕生日のサプライズも考えてた


一年前も山の上でなんとなくお祝いしたけど
今年は私の山スキルが格段と上がったので
アテンド含めてエスコートできるし
あれやこれや考える時間が楽しかった


今年のサプライズは
前日に焼いておいたガトーショコラに
生クリームとフルーツと粉砂糖で
簡単デコレーション


「お誕生日おめでと❣
 山でおめでとーのケーキだよん
 今年も斜め上行ったでしょ、私(笑)」

「おぉ!ありがとな
 なんや、ケーキ焼いてきたんか。
 トッピングもえらい準備してきたな
 山の上やし斜め上やな、ソレは(笑)」 


美味しく淹れたコーヒーで乾杯


さすがに時期的に寒いんだけど
時折吹く風と青い空とコーヒーの香り
時間がゆったり流れてて
めちゃくちゃ気持ちいい時間だったなぁ〜


残念ながら寒くて長居はできず
そそくさと片付けて退散の準備


下山途中の開けた気持ちの良いトレイルで
ギューとチューをせがんだしまった私


そこは思わず、おぉーと自然に声が出るほど
真っ直ぐに真上に伸びた沢山の木々と
その間に射し込む陽の光が美しく
朽ちていく落ち葉がふかふかの土になり
足元を優しく包み込むようで
ただただ自然を感じられるような場所だった


なんだかそこで
自然とも彼とも一体になりたい
そんな衝動に駆られてしまった私を
彼は軽く抱きしめてくれて
そしてそっとキスをしてくれた


そのあと二人で真っ直ぐ伸びた木をバックに
寄り添って写真を撮った


彼といるときの私の笑顔は格別…
この表情を出せるのって彼なんだよなぁ
何度見てもそう思う

彼と一緒に居られる日は
自然体の自分に会える1日
…とでも言うべきかな