楽しかったハイキング
とうとう下山してしまった
あとは帰宅。
どうしよう、まだ一緒に居たい。
現実に戻りたくないと強く思ったので
「汗かいたね〜ひと風呂浴びる？」
山の近くに日帰り温泉があったことを思い出し
そこでひと風呂浴びたあと、軽く呑むことを
提案した。
彼もそこはすんなりOKしてくれた。
もう少し時間を共有してもいいと
思ってくれたことには
感謝しかない。
お互いお風呂でサッパリしたあとは
大好きなお酒を呑みながら
会えてなかった時間を更に埋めるよう
夢中で話しこんだ
お互いの家族の写真も見せあったし
過去の彼女の話も聞いたりした
この先どんな関係になるかわからないけど
もし、不道徳な関係になったとしても
不倫という枠では納まらない
不思議な関係になるのかなと思う
私は
彼が好き
彼と手をつなぎたい
彼とキスをしたい
もう彼をオトコとして認識してる
それでもこのままなんとなく
昔のように中途半端な関係なんだろうか
つかず離れず
彼の奥さんとは、会ったことないけど
昔、付き合わなかった理由のあの彼女が
彼の奥さんのはずだよなとか
一時期、年賀状のやりとりしてたしなとか
家族旅行の写真も見ちゃったしなとか
彼の奥さんへの罪悪感が棄てきれない
結婚してる人が結婚してる人を好きになるって
そういうことなんだよね
それでも
罪悪感に苛まれながら触れていたいと思った
だから
電車に乗る前、ホームでギュとした
電車の中では手をつないだ
別れる駅では切なくなった
沼る人
ワタシハオチタ
