彼との会話のキャッチボール
文字だけとはいえ
コロナで、会えない期間も
相変わらず甘い言葉なんて残さない
「会いたーい、つまらーん、早う呑みたーい」
私が残す文字の最上級の言葉
しかも「会いたい」も単体では使用不可（笑）
触れながら目を見て言う台詞は別格扱い
大事に大事に奥の奥に仕舞い込んでる
それなのに
彼は、いつもいつも
「欲しいか？」「欲しいやろ？」「好きやろ？」
と私を揺さぶる
「まあな」「いらんことはない」「きらいやない」
私はそうやって返す
私を揺さぶる彼
でも、それ…ホントは彼が
私の存在を再確認しているという
儀式じゃないのかな？
そう思うときがある
スキの生存確認とでもいうのか
彼の私に対するプライオリティは高くはない
私のほうが沼っていて気持ちも深い
余裕がなくて必死に彼を追っている私がいる
連絡の先手は殆ど私
独り相撲かもしれないと悲観するときもある
客観的に見て、冷静に見てそれ
でもそれって表向きなだけで
実は…
深く欲しがってるのは彼だったりして
会話のキャッチボールをする日
私の気持ちを確かめるボールを必ず投げる
なんの脈絡もない一瞬のすきをついて投げてくる
そんな時さえある
投げない日なんてない
好きやろ？好きやろ？
嫌いなんか？
ほしくてたまらんのやろ？
したくてたまらんのやろ？
ホンマのこと言えや〜
揺さぶりながら肯定されるのを待っている
放っておいてくれるオンナじゃなきゃ
だめなくせに
構ってほしいときに構ってくれるオンナがいい
言うのは好きじゃないけど言われたい
ホントに天の邪鬼で面倒くさいオトコ
でも私も負けないくらい天の邪鬼
欲しい言葉はあげない
素直になるのは触れたときだけ
でもコロナで
触れられないのが長すぎるね
私の天の邪鬼さん…
引っ込んでくれないかな
