久しぶりに会う彼は
白髪まじりのあご髭が伸びていた
私、あご髭大好きなんだよね
だいぶ前になるけど
オトさんにあご髭伸ばして欲しいと懇願（笑）
敢え無く却下される〜
思い通りに全くならんな、オトさんてば…
さて、4ヶ月ぶりの彼だけど
なんだか直視できない…
「おぅ！じゃあ、そこから走るか」
「うん、そーだね」
結局山手線ランのコースは取らず
東京ベイエリアをユルユル行くことにした
狭い歩道、前後に並んで走るしかなくて
ずっと彼のお尻と足と背中を見てた
ちょっとした休憩に入っても
なんだか彼の目を見て話せない…
ようやく2回目の休憩で顔を覗き込んだ
「お久しぶりやな〜
元気にしてたん？
ようやく目ぇ見て話せたわ〜
恥ずかしさのあまり目ぇ見られへんかった」
恥ずかしさを振り切るように話しかけた
「は？何いってねん（笑）
相変わらず、ぼーは、可笑しいなぁ」
だってホントに…恥ずかしいんだもん
何か月ぶりかの再会は待ち遠しい反面
会った瞬間の照れと、好きの気持ちの確認と
一緒に居られる時間の制限のこととか
複雑に頭の中で気持ちが交錯する
冷静を装いつつ色んなドキドキが止まらない
そして
恋というには切な過ぎる関係
そう気づく瞬間でもある
とはいえ
楽しい時間の共有が私にとっては大切で
リフレッシュできるのは間違いないのだから
気を取り直してその後のランニングを楽しむ
「兄さん、ちょっとハーフはしんどいかも」
「ほな15〜6kmくらいにしとこか？」
「兄さんは既に20km走ってきてるよね？」
「まあな、フツーやろ」
「ハーフ行ったらフルじゃん（笑）
じゃ、エイドで何かを（笑）」
「ぼー、何km走んのや？
エイドは20kmに一回やで〜（笑）」
といいつつ、半分地点の8km程で
美味しいと有名なパン屋さんへ…
ありがたきエイド…パンの塩気がイイ！
旨さが染み渡ったところで残り半分
ひたすら走る…黙々と走る…
予約しておいたホテルがゴール
ランステシャワーor銭湯にして外ランチか
ホテルでシャワーして自前ランチか
めちゃくちゃ悩んだけど
結局は私が我慢できなかった…
彼に触れたくて触れたくて堪らなかった
私は彼と会う前にチェックインして
作ってきてた得意のおつまみメニューと
缶ビールを冷蔵庫に閉まっておいた
彼と会える日
ちゅ〜とギューができればそれ以上は別に…
と、正直思っている（笑）
セックスがしたいわけじゃなくて
彼とゆっくり話したり、お酒を飲んだり
誰の目も気にせず彼の何かに触れていたい
ただただそれを望む自分がいる
男と女だからスキンシップのその先に
セックスがあるのかもしれないけど
触れたい ≠ セックス
とはいえムラムラしちゃうのは否めないかww
彼とのホテルは今日で3回目なのに
昔から知っている関係だからなのか
あんなに恥ずかしいとか思っていたのに
ホテルに着いたらサクサク裸になって
一緒お風呂に浸かってる…
婚外恋愛的にはダメなパターン？
夫婦じゃないし家族でもないのだから
ドキドキとか色気とか大事って云うよね…
でも、なんだかわからないけど
きっとお互いに求めてるものが
ドキドキの恋というより癒やしな感じ？
それでいて彼は好かれていて大事にされてる
そういう感覚に包まれたいのでは？
…と、思うんだよね
一緒にお風呂に入って彼の体を丁寧に洗って
空いたお腹を満たすべくお酒飲みながら
作ってきた煮物とか食べて
まったりとオイルで全身マッサージして
会えるときに彼にやれること全て
私の彼への愛情表現だから
私の好きを知ってくれたらいいのかなと思う…
求めるより与える方がラクという結論
「ぼーさぁ、俺のことめっちゃ好きやろ？」
そう、大正解です（笑）
「ねぇ、今年入って仕事忙しくなかった？」
「なんで、いつもわかんねん？」
「いや、なんとなく、ホントに…毎回、勘！
だから年明け連絡控えてたんだよ…
数週間、連絡しなかったと思うけど…」
「合ってる、せやから助かったというか
毎回ありがたいというか
ほんま、一緒におってもラクやねん」
あぁ、そーでしょうね…
結局、結婚してようがしてまいが他人様
お互いのことはコミュニケーションを
取り合わなければわからないもんだから
ある程度察したりして
無茶はしないけど無理はするときがあるもの
我慢というより相手の都合を理解する姿勢
最近、メッセージのやりとりが少ない
でもやっぱり会えば時間が足りないと感じる
走ってお風呂して呑みながら話して
ゆっくりマッサージしたら時間が…（笑）
「ねぇ、ちゅ〜しよ…」
