本能でも道徳的に

夫婦関係の再構築を心から願ったけど 再構築は難しかったです 現在は彼に恋してます…婚外ネタありのため嫌悪感ある方ごめんなさい

好きが溢れた…②

一通りのお山遊びを終えた
k2h1c0k2c0.hatenablog.com


「ごめんね、走れなくて…
 待ち時間長くてホントにごめん」  

お互い折り込み済だってわかってるのに
ストレス発散になってないんじゃないかと
私の中のモヤモヤは最後まで晴れなかった


「そんなんええで、わかってたことやし
 楽しいで!毎回のエイドも嬉しいし」


そう言ってくれるのはありがたい


「私、先にバスで温浴施設に行ってるね
 単独で山を2つくらい越えておいでよ」


「ええんか?ってかその気ぃ使い方やったら
 わし、行ったほうがええよな」


そう、ここは迷わず行って欲しい
気にせずお一人様で自分のペースで走って
リフレッシュしてきてほしいから


「じゃ、2時間後くらいな!」


お互いのこういうところはラク
本音がわかるってホントにラクだよね…


そのあと合流してお風呂に入ってのんびり


お風呂から上がればもちろんビール
緊急事態宣言下
発令されていない場所柄
ゆっくりお酒を飲めた


「しかし、ガリガリ君にはやられたな〜」

「兄さんへの愛ってことだ(笑)
 ねぇ、うちらって何になるのかな?」

「関係か?何やろな」

「付き合ってないけど、たまにする関係?」

「あははは、そーなるんかなぁ…」

「付き合うと別れないといけないから
 嫌なんだよね…かといって何もないのも
 何んだか寂しいなと思うけど
 でも、ホントに好きだなぁって思うよ
 兄さんは、好き?」

「ぼーのことやろ?好きやで
 関係はな…そーやな…何てゆーたらいいか
 強いてゆーなら、ずるい関係かなぁ」


よくも悪くも【ずるい関係】


ホントにそうかもしれない…
くっつくのもしんどいし、離れるのもつらい
一緒にいたいなと思うけどお互い離婚して
なんてことは全くもって望まない 
お互いの背景が手にとるようにわかるから
留まり続けるしかないのかな


いつまで?
どこまで?


急に話したくなって
前世占いを受けた話をした
k2h1c0k2c0.hatenablog.com


「うちら、前世も出逢ってて好き同士だけど
 結局、結ばれなかったみたいだよ…」

私、前世占いをする前に
私と彼との間に男の子を感じたことがあり
それも二人の間の子ではない感じ…
以前それを彼に話したことがある

前の彼女(不倫相手)との間に出来ちゃった子
なのかと思って聞いてみたけど
それは違うって…ヘマせんわ!って(笑)

私と彼との間に見えるから違う…か

前世占いをしたときの内容で
彼が身寄りのない子ども引き取って
面倒見てて、行商で私の住む街に来た時に
私がその子に勉強教えてたってことを
言われていたので、もしかしたら
前世のその子を感じたのかもしれない…と
ちょっとだけ信じた前世占い 


「それ、ホンマかわからんとはいえ
 なかなか凄い話やんか…
 何回か会うてるのに結ばれへんのやて
 来世では絶対結ばれなアカンやんか」


「ホントだよ…絶対、絶対にそうしたい」


このやりとりで私の中のバランスが崩れた


やっぱり大好き過ぎてるんだな
ホントは結ばれたかったんだよな
この気持ちは前世からの想いなのか
気づかれてないけど瞳が潤む…
何故か涙腺が弱くなってる



いらないって思ってる…それもホント
望まないって思ってる…それもホント



出会った頃も大好きだったから
今の状況も踏まえて
現世での御縁がここまでしかない現実に
切なくなってるんだろうか…



帰り道、どちらからともなく繋いだ手
彼と手を繋ぐと自分との境がまったく
わからなくなるから不思議
朝も電車内で手を繋いで座ってて
彼が寝落ちした瞬間がわかった
その初めて感覚がたまらなく幸せなのだ


お別れまでは電車で1時間ちょっと
その日楽しめる最後の時間


グリーン車で隣合わせに座る
向き合って目があった瞬間
なんとなく二人でマスクをずらして
軽くキスをした


電車内でキスなんて
私、初めてかもしれない…


車内で二人でお酒を飲みながら
この先、どんなことをしてみたいのか
色々と話しをした
 

山でテント泊
お泊りでトレイル
Hしなくていいから二人きりになりたい


お互いに言わないとわかんないから
面と向かった日にはちゃんと話す



残りひと駅か…

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どちらからともなく何度も長いキスをした

ここで私、感情が抑えられなくなって
初めて彼の前で泣いてしまった 
そろそろ2年も経つのに…今更なんだけど



「好きが溢れてしまったみたい」



「どないしたん、こんなん今迄ないやん」

「ごめん、見せたことないよね(笑)
 兄さんのことホントに
 タイプじゃないのになんでかな」

「それ。昔から言ってるな(笑)」

「そーやって好きを封印してきたのかも
 だから昔の自分に言ってやりたいよ
 今になって好きすぎて悩んでますって」 


二人で顔見合わせて笑ってしまった



彼との日帰りの旅は終わる
笑って手を振って彼と別れた



もう二度と涙は見せないと誓う   




何を望むのか 
楽しい時間の共有 
ただそれだけ


逆らわず 
抗わず
執着せず
流れに任せる


出会うべく人と出会って
別れゆくひととは別れる
そのタイミングは自然とやってくる



だからこそ今を大事にしなくちゃ



アリガトウ